日々を重ねる毎にすこしずつ暖かくなるのを感じるこの季節。
今年もやわらかな陽射しと共に、たくさんの新しいことが始まる春がやってきました。

春の語源は、[草木が芽吹き発するハル][開墾する意のハル][晴天を表すハル][年が更わるのハル][祓い清めのハル]などと云われています。

春には【ハル・張る】という感覚があります。
種は、ぱーんと張りながら芽を出し、根を地中に張ります。
そして大地に根付きながら、葉を天に張りながら成長していきます。

人の身体も自然界とリンクしているので、冬の間に固く縮こまっていた身体は、
芽吹きと共に柔らかくなる大地と同じように柔らかくゆるんでいきます。
身体がゆるむと同時に内側で起こる張るような感覚を掴んであげると、
身体は自然と整っていきます。

暖かくなり大地が柔らかくなっていくと、虫たちの活動も始まります。
生命がより活発になり、地上が賑やかになっていきます。
人の社会でも新生活に向けて動き始めますね。

自然界はまた当たり前のように新しい季節を迎え、循環してくれています。
この恩恵を当たり前とせず、有り難いこととして受けとめて感謝して生活することが大切なような気がします。

一人一人が自然を感じて、自分の時間のすこしでも自然に恩返しして生きていけば、きっと世界はどんどん良くなっていくはず。
何度も同じ過ちを繰り返さず、子どもたちに美しい世界を引き継いでいってもらうためにも。

さて、春はデトックスと浄化の季節です。
次回のテーマは、【出す力・デトックス】です。