《 自然を整える 〜光と風を通す〜 》
梅雨の季節に入り、雨の日が多くなってきました。これから更に雨が降り注ぎ、大地には水が満ち、湿度はどんどん高まります。 今回は『身の回りの植物や自然の整え方』のお話しです。 大地の中、地中の状態を直接見ることは出来ませんが、大地の上の植物の状態は地中の状態を現しています。 植物が密集している場所は、地中の【水】が流れずに溜まって滞っている状態ということ。 水が溜まりすぎていると、植物が空気を求めて葉を張りめぐらせ過ぎてしまっています。葉っぱは、根っこの状態を=で現しています。 葉が密集していると【風】が通りずらくなり、空気が澱み、空間がうっそうとしてしまいます。 水や風が滞っているような場を【ケガレチ】と云い、悪循環を生み出してしまいます。 ではどうすれば良いのでしょう? 地中の水をどうこうしようとアプローチするのは難しいですが、地表に風が通り抜けるようにしてあげると、地中の水も流れるようになります。 水と風は表裏で繋がっています。中国思想の【風水】の大元の考え方です。 [...]